これは、100年後も子供たちが美味しく、健康的に食べていける未来を考えるきっかけづくりのお菓子です
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「環境の変化や食生活の多様化、担い手の問題に直面しても、残り続ける作物って?
私の身近に育つもので「丸ごと」食べることができるものって何かな?」
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マルカフェをはじめてから丸8年を迎えます。
開店以来、佐久地域とのつながりが少しずつ深くなる中で、
環境や担い手にも毎年変化があるのを目の当たりにし、
「100年後にこの土地で残っていくもの、残したいもの」
そんなことについて深く考えた時期に、
私の浅い知識の中から出た答えが「米と大豆」でした。
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消費は減ったといえど、お米は多くの人の食卓を日々支えている存在だし、
大豆だってそのまま食べるだけではなく、きな粉やおから、豆乳や豆腐などといった
加工品に変わって大活躍しています。
近隣で継続的に栽培され、
食卓にのぼり続けている素材を集めて作ったお菓子が、
この玄米粉きな粉ボーロ(クッキー)です。
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近所の農家さんが農薬を使わず育てた玄米を丸ごと挽いて、
地元の組合の皆さんが「ナカセンナリ」という
この土地で受け継がれてきた大豆で作ってくれたきな粉やおから、
豆乳を合わせ、つなぎにはまた別の生産者組合の皆さんが栽培してくれた
菜種の油を使用しています。
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100年後、私たちの子どもたちもそのまた子どもたちも、この土地の素材で育った健康的な農産物を食べていける未来でありますように。
そんな母親や消費者としての願いを込めてつけた名前が「みらいのボーロ」です。
これでやっとネーミングの由来をわかっていただけたかもしれません。
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これからはもっと、この「みらいのボーロ」の素材が、
佐久の地域ひいては日本中で栽培し続けられて来た理由を知りたいと思っています。
どんな土壌で、どんな人たちの手によって支えられて来たのかという仕組みづくりも含めて、
学んでいこうと思います。
お読みくださり、ありがとうございました。
原材料
有機玄米粉(佐久市田口産)
「ナカセンナリ」地大豆のおから(佐久市矢島産)
「ナカセンナリ」地大豆のきな粉(佐久市矢島産)
菜種油(佐久市瀬戸産)
「ナカセンナリ」地大豆の豆乳(佐久市矢島産)
素焚糖