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    famers                  25 / Feb 2021
童太君の挑戦
立科町、ワイン用ぶどう

本日立科町にある中野童太さんのぶどう畑を見学させていただきました。

 

何箇所かにわかれた見晴らしの良い畑を案内していただきました。

まだ植えたばかりのワイン用ぶどうの苗や、これから年月をかけて葡萄畑にしていきたいという場所もみせていただき、未来のこの場所への夢や可能性を感じました。
彼はいくつかの品種を試して植えているようですが、その一つにマスカット・ベリーAという品種がありました。その名前を聞いた時に、ふっと日本ワインの父とも呼ばれる、川上善兵衛さんの姿が思い浮かびました。
日本のワインぶどうの父と呼ばれる岩の原葡萄園創業者「川上善兵衛」は、地元地域の発展を常に考え、そして1890年(明治23年)に岩の原葡萄園を開設します。その後、本格的なワイン造りを追求し続け当地の気候風土に適したぶどうを求め品種改良に挑み、1万311回の品種交雑を行いその中から「マスカット・ベーリーA」をはじめとする優良22品種を世に送り出しました。https://www.iwanohara.sgn.ne.jp/index.html
常に目先のことを考えている僕にとって、年月をかけて、3年、5年、10年や100年先の構想を練って畑を借りたり、1本1本苗を植えたり、ワインを醸造する場所をつくりあげようとしている彼の姿はとても偉大で、未来への輝きそのものでした。

 

時間をかけても取り組んでいくことの大切さ。

 

今日の畑に吹いていた心地よい風が、これからどんな人やどんな出会いを巡り合わせていくのかとてもワクワクしました。

 

帰りに童太くんのお家で、お茶をご馳走になり、奥様のあずささんが蜜蝋や上質で選りすぐる素材で手間暇かけてつくったハンドクリームをいただきました。

 

彼が目指す、生活の中に寄り添ってくれる農民的なワイン。それは、彼が旅をして、自分の目で確かめてきたもの。

 

その土地が生み出すリズムと彼の人柄が合わさってできるワイン。

 

彼と彼の周りにいる人達が吹き込む新たな風や風景を、僕も一緒になってつくり上げていけることを心から楽しみにしています。

 

童太くん、今日はありがとうございました!

中野童太 https://www.instagram.com/tootanakano/ 立科町、ワイン用ぶどう Tateshina Town
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